神社の素朴な疑問「神様を「柱(はしら)」と数えるのはなぜ?」

Q. 神様を「柱(はしら)」と数えるのはなぜですか?
A. 神様を「この世を支える存在」として捉えているためとされています。

 

「柱」とは、建物を支える大切な構造のことです。神道では、神様もまた目に見えないながら、この世界や人の暮らしを支えている存在と考えられてきました。

 

また、「柱」には「中心に立つもの」「軸となるもの」という意味もあり、神様が人の心や社会の中心にある存在であることを表しているともいわれます。

 

さらに別の説として、神様はもともと「依り代(よりしろ)」と呼ばれるものに宿ると考えられてきました。木や岩、そして建物の柱もまた神様が宿る場所とされ、「柱」そのものが神聖なものと捉えられていたため、そのまま神様の数え方になったともいわれます。

 

ほかにも、「神様は目に見えない存在であるため、人や動物のような数え方ではなく、特別な単位が用いられた」という考え方もあります。

 

このように、「柱」という数え方には一つの明確な答えがあるというよりも、神様をどう捉えてきたかという日本人の感覚が重なり合って生まれたものといえるでしょう。

 

普段何気なく使われている言葉ですが、その中には神様への敬意や、見えないものを大切にする心が表れているのかもしれません。